病気のときのホームケア
○熱がある時
○咳、鼻水が出る時
○嘔吐、下痢の時
○便秘の時
○けいれんが起きた時
     ▽ 熱がある時

   
☆ 熱がある時は まず体温測定をしましょう!

    基本は 一日3回。脇の下は汗がたまりやすいので、
    拭いてからしっかりと挟みます。

    室温は暑すぎず 寒すぎず。熱が高い時に毛布や布団
    でくるんでしまうと 更に熱が上がり、ひきつける恐れが
    あります。無理に冷やす必要はありません。

  ☆ 発熱していると、体内の水分がどんどん奪われ、脱水症
   状に注意しなくてはいけません。

   少しずつでいいので白湯や、乳幼児用のイオン飲料などを
   こまめに飲ませましょう。

   入浴は体力低下につながりますので、やめましょう。




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      ▽ 咳、鼻水が出る時

  
☆ 赤ちゃんが咳き込んでいる時は、まず呼吸が
   楽にできる姿勢をつくってあげます。

   立て抱きにして、背中をさすってあげると、
   痰が切れて、静かな呼吸になります。

   水分はのどの粘膜を湿らせ、楽にしてくれます、
   しかし、むせたり、吐いたりすることも

   あるので、様子をみながら、スプーンで少しずつ
   が原則です。

  ☆ 鼻水はゴシゴシこすったりしないで、ガーゼで
   たたくようにするとくっついて取れます。

   鼻の下がただれて、真っ赤になる時は、オイルを
   塗ってあげましょう。

   鼻水が黄色や緑色の時は、細菌感染している恐れ
   があり、中耳炎になってしまう

   可能性もあります。早めに受診しましょう!



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      ▽ 嘔吐、下痢の時

  
☆ 嘔吐したときは、2,3時間は絶飲食に!

   吐き気があるうちは、飲み物を与えても、必ず
   嘔吐を繰り返し、嘔吐が止まらなくなります。

   吐き気止めの座薬を肛門に挿入し、吐き気が治
   まるのを待ってから、乳幼児用の

   イオン飲料などを少量ずつ与えましょう。

   吐いたものは、手早く片付け、衣類も着替えさ
   せてさっぱりとさせてあげましょう。

   下痢の時は、脱水症状が進みやすいので、水分
   をたっぷりと取らせます。

   脱水によって失われるのは、水分とミネラル分!
   それを補うためには、乳幼児用の

   イオン飲料がおすすめです。

  ☆ 下痢が続くと、おしりがかぶれてしまいます。
   きれいにしたあとは、ワセリンを塗って

   あげるとおしりかぶれを防ぐことができます。

   下痢がひどい時は、流動食に!様子を見ながら
   徐々に、やわらかく消化の良いものから
   与えましょう。

   普通食にもどせるのは、良い便が見られてからです。



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      ▽ 便秘の時

  
☆ 便秘は、便が腸の中に長くとどまっていたために
   水分が失われ、固くなって起こります。

   便をやわらかくするために、水分をプラスしてあげ
   ることが第一です。

   基本的には糖水で十分。また、果汁に含まれる成分
   も便秘に有効なので、絞ってあげても。

   オレンジやプルーンなどが、繊維質も多く、おすすめです。

  ☆ 腸のあたりのマッサージも効果的です。

   赤ちゃんのおへその下あたりに手のひらをつけ、
   「の」の字を書くように、

   ゆっくり回してみましょう。これで大腸が刺激されます。

   しかし、なかなか出なくて苦しがっている時は、病院へ.。




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      ▽ けいれんが起きた時

    
 とにかく あわてないで!

  ☆ 衣服はゆるめ、頭は横向きに。

   からだを締めつけているものはすべてゆるめ、万一
   吐いた時に喉を詰まらせないように横向きに寝かせ
   ましょう。

  ☆ けいれんの時間を計り、様子を観察。

   熱性けいれんなら 5〜10分でおさまるはず。

   もし10分以上つづく場合や、短時間で繰り返す時は、
   病院へ直行。

  ☆ おさまったら熱を測る。

   体温を測ります。これで熱性けいれんかそうでない
   かの、ある程度の予測ができます。熱があったら
   応急処置を。

  ☆ はじめてのけいれんの場合は、おさまっても病院へ!

   熱性けいれんの場合、発作後睡眠といって、おさ
   まってからスヤスヤ眠ってしまうものです。
   ただし、眠っているからとそのままにしないで、

   医師に良く調べてもらいましょう。




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